今回は、私が約半年のタクシー乗務で行った、方角別の最高到達点、まずは東西から紹介いたします。
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【東】成田空港T2(千葉県成田市)
ありがちかもしれませんが、成田空港です。
お客様から、
「Narita Airport」
と言われた瞬間のテンションの上がり方はハンパないです。
1回目は嬉しさのあまり、ナビを入れる手が震えました。
私は約半年間のタクシー乗務で成田空港へ3回行きました。
感覚的には羽田を10回引けば成田が1回当たる、くらいの確立でしょうか。
運が良かった、ということもかなりあると思いますが、
正直、結構狙っていた時期がありました。
この3回には共通点が結構あります。
・出発地は全て東京駅・有楽町周辺のホテル
→ザ・ペニンシュラ、丸の内ホテル、ハイアットセントリック
・お客様は全て外国人
→オーストラリア人2組、中国人1組
・到着ターミナルは全てT2
→これは単なる偶然?T2のほうが出発便が多い?
・出発時間は全て日中
→旅行スケジュール的に昼間のチェックアウトが多いから?
ちなみに、現在のシフトは夜勤のため、成田を狙うということは
ほとんどなくなりました。むしろ、羽田も夜勤では全然行けてないです。
【西】八王子(東京都八王子市)
金曜日の深夜、一方通行の方向が切り替わった直後の神楽坂を走行中、
お土産袋を持った、よさげなサラリーマン2人組から手が上がる。
「このチケット使えますか?」
ここで、「う~ん、ちょっと会社に確認させてください。」
なんて言った日には、お客様は別のタクシーに乗ってしまう。
なので、周囲に別の空車タクシーがいて、長距離を匂わせるお客様からチケットを渡された場合は、ほぼ即答で
「使えます!」
と回答するようにしている。
今まで、使えないチケットを渡されたためしがないので。
後から使えないことが分かった場合は、自腹を覚悟の上で・・・
今回も同様にチケットをチラ見して「使える」と即答。
「曙橋経由で八王子まで行ってもらいたいのですが。」
何?聞き間違えか?
聞き返すことなく、取り急ぎ、曙橋へ車を走らせる。
途中、お客様同士の会話から片方のお客様が八王子に住んでいることがわかる。
曙橋で1人のお客様を降ろす。
そういえば、チケットに金額制限の表記があったように見えた。
距離も距離なので、念のためチケットをもう一度確認する。
「3万円まで利用可能」
セーフ。
経路は外苑~中央道国立府中との指示。
京王線沿線は中央道とおおむね並走しているので、高速利用でスムーズに行ける場合が多いのがうれしい。
逆に西武新宿線沿線は近くに高速道路が無いので厳しい。
無事、八王子市へ到着。
八王子ナンバーのタクシーを見て、ここまで来たかと感慨深くなる。
②(南北)へ続く