タクシードライバになる

タクシードライバーとサラリーマンを比較する

2018年11月1日

こんな方におすすめ

  • 脱サラしてタクシードライバーになろうか迷っている。
  • 一般的なサラリーマンと比較して、給料や休み、働き方にどんな特徴があるか、脱サラタクシードライバーの意見を聞きたい。

どうも、東京の新人タクシードライバーです。

 

今回は、脱サラしてタクシードライバーを目指したい方向けに、タクシードライバーという職業が一般的なサラリーマンと比較してどんな特徴があるか。

給料や休み、働き方などの違いを、脱サラタクシードライバーの私が感じることを紹介いたします。

 

 

給与の安定感

タクシードライバーの給与はほぼ自分の売上高による歩合と考えてよいと思います。お客さんをタクシーに乗せれば乗せるほど、自分の給料が上がります。非常にシンプルです。売上高に対して自分が受け取ることができる金額の割合(歩合率)は、会社により多少前後しますが、ざっくり50~60%程度です。

 

対して、一般的なサラリーマンは固定給の割合が多いと思います。多少さぼっていても、会社に来てさえいれば給料は変わりません。

 

やはり、給料の安定感、月々の給料の変動の少なさでいえば、サラリーマン時代の方が安定していました。

 

しかし、タクシーの場合も、特に事故や違反で仕事ができなくなる場合を除き、同じやり方で同じペースで仕事をしていれば、だいたい同じような月収は得られています。日々の売上は倍半分くらいになることもありますが、月にならせば変動の幅は0~20%程度です。月収が倍半分になることは今のところないです。

 

ちなみに、年収で比較すると以下のような感じです。

東京都全産業男性労働者 平均年収:685万円

東京都タクシー乗務員 平均年収:491万円

資料:厚生労働省・賃金構造基本統計調査(平成29 年)

 

この数字のみで比較すると、タクシードライバーの年収は他産業より低いです。

しかし、タクシードライバーの中には「年金受給者の割合が多い」ということも考慮したほうがよさそうです。

 

昇給

タクシードライバーの給料に年功序列の概念はありません。完全実力主義です。

なので、収入だけで考えれば「元気に働ける若い人」のほうが向いている仕事なのかもしれません。

20代の新卒の月給で比較すると、以下のようにタクシードライバーのほうが圧倒的に多いです。

平成29 年平均給与(月給) タクシー業界:334,300 円
東京都新卒学生平均初任給:214,900 円
新卒学生平均初任給:206,100 円
資料:厚生労働省・賃金構造基本統計調査(平成29 年)

 

休日

一般的なサラリーマンの休みはいわゆる「カレンダー通り」、つまり、土日祝日が休みの人が多いと思います。私もそうでした。

タクシードライバーの場合はかなり自由に休日を設定できます。理由は以下です。

・他に代わりになる人間がたくさんいる

・自分でなければできない仕事がほぼない

 

なので、例えば休みを集中させて、連休を利用して閑散期を狙って海外旅行、なんてこともサラリーマン時代よりかなりやりやすくなりました。

ちなみに、よくタクシー会社の求人広告で「月の半分以上は休日!」といったうたい文句がありますが、言いすぎというか表現に問題があると思います。くわしくは、以下の記事を参照してください。

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働き方

一般的なサラリーマンも法人の会社に所属するタクシードライバーも同じ「雇われ」ですが、タクシードライバーはサラリーマンと比べてかなり個人事業主的な要素が大きいです。

法人のタクシードライバーは、形式上は会社から給料を支給されますが、逆の発想で、

「自身の営業売上の約40-50%を車のリース・燃料・メンテナンス費等として会社に納めている」

と考えれば、精神的には個人事業主にかなり近いのではないかと思います。

 

また、タクシードライバーにも会社に上司はいますが、サラリーマンのように仕事を進めるうえで上司の許可や決裁が必要になる場面は、タクシードライバーにはほとんどありません。

車庫を出てしまえば、会社の人間とのやり取りはほぼありません。

 

交通事故のリスク

これは、一般的なサラリーマンより圧倒的に高いです。どんなに自分が安全運転で気を付けていても、もらい事故は起きるときには起きてしまいます。タクシードライバーの最大のリスクと言っていいでしょう。

 

 

ストレス

ストレスの種類が違います。

サラリーマンの場合、主に人間関係のストレスなど、「同じ嫌な人間に毎日会わなければいけない」という慢性的なストレスが多いと思います。このようなストレスは鬱などの病気を引き起こし、自殺のような最悪の結果になる場合もあります。

一方で、タクシードライバーのストレスは一過性、瞬間的なのものが多いように思います。私の最大のストレスは「運転マナーが糞な一部のタクシー」です。一部のクレーマーのようなお客様がストレスになるドライバーも多いと思いますが、これらの同じ嫌な人間に再開することはほぼないので、翌日になれば忘れてしまうことが多いです。タクシーにお客様が乗っている時間はどんなに長くても1時間程度です。通常は数分~数十分です。一つの仕事のスパンが非常に短いです。

 

組織の人間関係

タクシードライバーは会社にいる1時間程度の時間を除けば、組織の人間とのやりとりはほとんどありません。人間関係のストレスは、サラリーマン時代と比べてはるかに小さくなりました。

 

脱サラしていきなり起業するのはリスクがあり、ハードルが高い。だけど、組織の人間関係がいやだ、という人にはタクシードライバーは会社に所属しながら、実質は1人親方なので向いているかもしれません。

 

 

まとめ

以下、メリット・デメリットのまとめです。

一般的な企業のサラリーマン タクシードライバー
給与の安定感 固定の割合が多いので比較的安定 歩合の割合が多いので比較的不安定
昇給 年功序列や役職による 完全実力主義
休日 ほぼ会社で日付が決められている ある程度自分で日付を決められる
働き方 雇われ 雇われだが個人事業主の要素が多い
交通事故のリスク 少ない 多い
ストレス 主に会社の人間関係、慢性的 主に他のタクシーや乗客、一過性
組織の人間関係 多い 少ない
やりがい・幸福度 人による 人による

 

サラリーマンもタクシードライバーもどちらの職業もそれぞれメリット、デメリットがあります。

脱サラしてタクシードライバーに転向しようとしている方の判断材料となれば幸いです。

 

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