世界のタクシー

ロンドンのタクシードライバーになる方法③ 具体的方法

投稿日:2019年2月12日 更新日:

こんな方におすすめ

  • ロンドンのタクシードライバーになる方法を知りたい

(by ロンドン交通局)

 

さて、ここからは日本人がロンドンのタクシードライバーになるための方法を具体的に考えていきます。

 

そもそも、本気でなろうと思う日本人がいるのかは疑問です。

 

出来る範囲で調査はしていますが、憶測と妄想も多々入っていますので、

ネタとして、読み進めていただければ幸いです。

 

 

【参考】ロンドンタクシーの概要と現地調査の記事

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鬼門は「就労ビザ」と「ナレッジ試験」

日本人がロンドンのタクシードライバーになるためには、

乗り越えるべき大きな壁が2つあります。

「就労ビザ」「ナレッジ試験」です。

 

就労ビザ

私たちは外国人であるため、まず、イギリスで働くためのビザ、就労ビザを取得する必要があります。

一般的に、賃金の高い国の就労ビザは取得が難しいです。

特にイギリスのビザは世界的にも最も取得が困難な部類に入るといわれています。

 

ビザのことについてはあまり詳しくありませんが、

ざっくりいうと、それなりの

・英語力

・経済力

・営業力

・特殊技能

が求められるんじゃないかと思います。

 

当ブログは一応タクシーブログなので、ビザの具体的な取得条件や方法については、この記事では割愛します。

「イギリス 就労ビザ」などで適当にググってみてください。

 

以下では、就労ビザの壁を乗り越えたとして、第2の鬼門「ナレッジ試験」について解説していきます。

 

 

ナレッジ試験

第2の壁は、世界一難しい試験と言われているロンドンタクシーのドライバーになるための試験「ナレッジ試験」の合格です。

 

ナレッジ試験の概要

まずはこちらの動画をご覧ください。

英語の動画ですが、試験の雰囲気は伝わってくると思います。

 


ロンドンの複雑な道と施設を網羅的に暗記し、瞬時に最短ルートを脳内から導き出す能力が求められます。

合格のためには、本場のロンドンっ子でも、勉強期間が3~4年かかると言われています。

難易度は東京タクシーセンターの地理試験とは比較になりません。

 

内容も、東京タクシーセンターの地理試験のような筆記試験のみならず、以下のような7段階の試験を受ける必要があるようです。

 

ステージ1:自己評価
あなたが正しい軌道に乗っているかどうかを確かめるために、開始後6ヶ月以内に、Blue Bookの最初の80回の実行に基づく自己評価を受けることができます。自己評価の実施は任意であり、結果の記録は作成されません。

ステージ2:筆記試験
準備ができたら、筆記試験を受けます。あなたは、Blue Bookの実行(5つの質問)とその過程(25の質問)に沿って主要なランドマーク(「ポイント」)についてのあなたの知識でテストされるでしょう。これは多肢選択テストで、合格点は60%です。このテストはあなたの紹介パックを送ってから2年以内に行われなければなりません。

ステージ3〜5:外観
その後、試験官との一連の一対一の口頭「外観」に参加します。各外観は通常、ロンドンの任意の2点間の最短経路に関する4つの質問で構成されています。外観は約20分かかります、そしてあなたはA-Dから得点を得るでしょう。

あなたのスコアに応じて、あなたはポイントを集めるでしょう。あなたが十分に持っているとき、あなたは次のステージに進むでしょう、そして外観がより頻繁になるでしょう。ただし、Dが多すぎると、前の段階に戻ることがあります。

ステージ3では、外観は約56日、ステージ4では約28日、ステージ5では約21日です。平均して、次のステージに進むために十分なポイントを集めるには、4回の出現で得点する必要があります。

ステージ6:郊外試験
あなたは、追加の25のルートを学ぶことによって、ロンドンの郊外の良い実用的な知識を実証する必要があるでしょう。

ステージ7:ライセンス申請とプリライセンストーク
よくやった!あなたはあなたの免許証の発行のための最終申請をすることができます。その後、他の成功した候補者のグループに参加して、ナレッジオブロンドンの試験官からタクシー運転手としてのあなたの責任についてのアドバイスを受けます。講演ではバッジとライセンスも付与されます。

ロンドン交通局からグーグル翻訳にて引用

【参考】ロンドン交通局 Learn the Knowledge of London

 

受験資格

ロンドン交通局(Transport For London)のサイトによると、以下の基準を満たす必要があります。

 

・申請時に18歳以上。上限なし。

・イギリスまたはEUの運転免許を保持している。

・イギリスに住み、働く権利を持っている。

・性格的、医学的な基準を満たしている。(犯罪履歴の照会、健康診断の受診 等)

ロンドン交通局のサイトから管理人が要約して引用

【参考】ロンドン交通局 Apply for a taxi driver licence

 

我々日本人にとっては、「・イギリスに住み、働く権利を持っている。」がダントツで鬼門になるでしょう。

「就労ビザ」を保持していると解釈していますが、これが「永住権」も必要であるという意味なら、より条件のハードルが上がります。

 

受験費用

ロンドン交通局(Transport For London)のサイトによると、受験費用はトータルでざくっと10~20万円くらいでしょうか・・・

私のアプリケーションはいくらかかりますか?
支払いは、申請書の該当するセクションに記入することによって、すべての主要なクレジットカードまたはデビットカードを介して行うことができます。 その他の支払い方法は、PostOffice®の「小切手送り」サービスを介して利用できます。

以下の表は、アプリケーションの一般的なコストをまとめたものです。 ただし、費用が異なる場合があります。

DBS開示アプリケーション
£56.85(オンライン)
£58.85(紙)
ライセンス申請料(返金不可)
120ポンド
ライセンス料の支払い£180
ロンドン筆記試験の知識
(ロンドンのみ)£200
ロンドン外観の知識
(1回限りの支払い)£400
DSA Hackney Carriage運転免許試験(DSAへの支払い)£92.94(通常時間)
£112.34(夕方と土曜日)
50ポンド(車椅子テストのみ)
郵便局®チェックアンド送信
£7.15
医学的評価
(費用について助言できるあなたのGPに支払う)

ロンドン交通局からグーグル翻訳にて引用

 

 

勉強方法

上の動画にもあるように、スクーターを使い実際に道を走りながら覚えていくスタイルが一般的なようです。

グーグルマップのストリートビューも使えそうですね。

 

また、複数の専門学校により、講座や教材の販売があるようです。

 

【学校の例】

http://www.taxitradepromotions.co.uk/green-badge-knowledge-point-school-membersh.html

よくある質問

ロンドン交通局発行の資料の「よくある質問」です。

 

以下、ロンドン交通局の資料をグーグル翻訳により引用。

ロンドンには何人のタクシー運転手がいますか?

ロンドンにはおよそ24,000人のタクシー運転手がいます、
約21,000人のグリーンバッジAll Londonの運転手と約3,000人の黄色いバッジSuburbanの運転手。

 

知識を習得するのにどれくらい時間がかかりますか。

ほとんどの人は3年から4年くらいかかりますが、より多くの時間を過ごすことができます。
フルタイムで勉強することを選択した人は2年で知識を渡すことが知られています。
仕事、勉強、育児にも合い、合格することもできます。
それが完了するのにかかる時間は完全にあなた次第です。

 

TfLはナレッジを実行するために何を請求しますか?

知識料についての情報は私達のウェブサイトの「私の申請にいくらかかりますか?」の下にあります:tfl.gov.uk/tph

※TfL=ロンドン交通局(Transport for London)

 

ランを学ぶために原付に乗る必要がありますか?

ロンドンの道路と興味のある重要なポイントを学ぶ唯一の方法は、それらに沿って物理的に旅行することです。
あなたはあなたの学習スタイルに合った方法でランを学ぶことができます。 ほとんどのタクシー運転手は原付けに乗るのが最も簡単であることに同意します

 

応募するには何かチェックが必要ですか?

あなたは英国で生活し、働くための権利を持っていて、フルDVLA、北アイルランドまたは他のヨーロッパ経済地域を保持しなければなりません
州運転免許証。
免許を受けたタクシー運転手になるためには、運転免許証庁(DVLA)のグループ2医療基準を満たす必要があります。
詳細についてはwww.gov.ukをご覧ください。
また、強化された開示と禁止サービス(DBS)の犯罪記録チェックを申請する必要があります。
このプロセスの詳細については、当社のウェブサイトをご覧ください。tfl.gov.uk / tph

 

障害がある場合でも、申し込むことができますか?

あなたが物理的にタクシーを運転することができるならば、あなたは知識をすることを申し込むことができます(19ページを参照)。
あなたが外見に出席できるようにするために合理的な調整が行われます。
障害のある知識を完成させるためのアドバイスや情報については、まずチームに連絡してください。
あなたのタクシーは運転しやすくするために改造することができます、あなたのタクシーが点検に合格するようにちょうど改造が私達の方針および標準化チームによって承認されることを確かめなさい。

外観はどのくらい持続しますか?

最初のステージ3の予定は30分で、ステージ3、4、5の残りはそれぞれ20分です。 あなたは各出現で4つのランを暗唱するように頼まれるでしょう。

 

車両の準備と登録

晴れてナレッジ試験に合格したら、車両の準備と登録が必要になります。

ロンドンタクシーは個人事業主なので、車両は自分で準備します。

 

ちなみに、最新の電気自動車型のロンドンタクシーは新車価格で約800万円と、

かなりの高額のようです。

公式サイト

 

気になる年収は?目指す価値はあるか

https://www.indeed.co.uk/salaries/Taxi-Driver-Salaries,-London-ENG によると、

ロンドンのタクシードライバーの平均給料は734ポンド/週だそうです。

 

 

これを換算すると、

年収で約535万円です。

 

ちなみに、東京のタクシードライバーの平均年収は、419万円です。

(出典:厚生労働省・賃金構造基本統計調査(平成29 年))

 

国も物価も違うので、単純に比較はできませんが、

ロンドンのタクシードライバーになるための時間と労力を考えると、

「超絶魅力的な年収」とは言い難いです。

 

ちなみに、私がロンドンでインタビューをしたドライバーの年収は、

約700万円でしたので、日本のタクシー同様、個人差はあります。

 

よって、収入のみで考えれば、日本人が多大な時間と労力を費やして目指す理由はないと思います。

 

 

ロンドンタクシードライバーを目指すべき人

では、どんな人がロンドンタクシードライバーを目指すべきでしょうか。

 

ロンドンが大好きでロンドンに住みたい人

ロンドンで日本人がタクシーを開業するまでにはロンドンでの莫大な準備期間がかかりますし、開業後もロンドンで生活する必要があります。

よって、ロンドンが大好きでロンドンに住みたい、むしろ骨を埋めるくらいの覚悟がある人でないと、

厳しいと思います。

 

日本でタクシードライバーの経験がありタクシードライバーという仕事が純粋に大好きな人

ロンドンでのタクシー業務もやることの本質は日本でのタクシー業務と同じ、だと思います。

よって、日本でのタクシードライバーの仕事内容が純粋に大好きである人であれば、

ロンドンでのタクシー業務の適正はあると考えます。

 

野球をしたことがない人が、いきなりメジャーリーグを目指さないのと同じことです。

 

パイオニアになりたい人

日本人のロンドンタクシードライバーは今のところいないです。※

よって、今から挑戦すれば日本人初のロンドンタクシードライバーになれる可能性があります。

そこに魅力を感じ、上記の条件に当てはまる人は、ぜひともロンドンのタクシードライバーを目指してほしいです。

 

野球でいえば「野茂英雄」、サッカーでいえば「三浦知良」のような存在に、

あなたもなれるかもしれません・・・

 

※2017年6月 管理人のロンドン交通局へのヒアリングによる

※もしかしたら、誰かがすでに挑戦中かもしれません

 

ロンドンタクシードライバーへの挑戦 道筋をシミュレーション

ロンドンのタクシー、ブラックキャブのドライバーになるための、

道筋をシミュレーションしてみました。

 

ここからは完全に妄想です。

 

【シミュレーション】

以下のような人物がロンドンのタクシードライバーを目指すと仮定する。

・日本人

・貯金0

・英語力0

・海外渡航経験0

・タクシードライバー経験0

・健康体

・大卒

 

日本にて、タクシードライバーをしながら、ロンドンへ語学留学するための最低限の資金を調達しつつ、オンライン英会話等で最低限の英語力を習得する(約1年) ←オススメのオンライン英会話アプリは「こちら」の後半を参照

ロンドンへ語学留学して、英語を勉強しつつ、学生ビザで可能な範囲で何かしらのドライバーのアルバイトをし、生活費を稼ぎながら道を覚える(約2年)

就労ビザを取得する(約1年) ←第一の壁

ナレッジ試験の申し込み。何かしらのドライバーの仕事をし、開業資金を貯めつつナレッジ試験の勉強をする(約6年) ←第2の壁

ナレッジ試験合格。開業の手続き。晴れてロンドンのタクシードライバーになる。

 

ナレッジ試験はイギリス人が3-4年かかることから、日本人でその1.5~2倍の6年かかると想定。

挑戦開始から合格まで、延べ10年かかる計算です。

途方もなく長い道のりです。

 

 

将来性

ここまで長々と語ってきて、夢を壊すようで恐縮ですが、

10年後にロンドンのタクシー業界がどうなっているかはわかりません。

 

ライドシェアや自動運転の台頭により業界全体が衰退している可能性は高いです。

試験に合格するころには、その制度自体が大きく変わっているのかもしれません。

 

しかし、それは日本でも同じことです。

 

非常に夢のある話なので、ぜひともチャレンジしてほしいですが・・・

 

 

(タクシー業界の将来については以下記事を参照)

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最後に・・・ 東京で個タクを目指すか ロンドンのタクシードライバーを目指すか

東京で個人タクシーを開業するためには、最低10年の業務経験年数が必要です。

ロンドンのタクシードライバーの準備期間(推定)とほぼ同じです。

 

一度開業してしまえば、収入や業界の将来性については東京もロンドンもほぼ同じ、と思います。

 

なので、「東京に住みたいか」「ロンドンに住みたいか」が決め手になると思います

 







 

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