営業情報

羽田空港のタクシー営業効率 → 平均客単価は7,000円

投稿日:2019年3月26日 更新日:

「羽田空港はギャンブル。」

「(街中の一般営業と比べて)営業効率が悪い。」

 

このような意見がタクシー関係者の中では一般的ではありますが、果たしてそうなのか?

私の営業データ(羽田空港全乗り場で計54回)に基づいて、羽田空港タクシー乗り場の営業的な価値を検証してみます。

 

羽田空港の客単価 → 平均で7,000円(税込)くらい

羽田空港の客単価は全乗り場平均でざっくりと7,000円(税込)くらいです。(私の実績値)

東京のタクシードライバーの平均客単価1,870円(税込)(by 東京タクシーセンター)と比べると、圧倒的な数値です。

 

乗車回数54回分の平均値なので、

ある程度は妥当な数値なのかなと思っています。

 

ちなみに、各乗り場の単価はこんな感じ。

(羽田空港のタクシー乗り場は国内線1~4号+国際線の合計5カ所です。)

※()内は乗車回数

 

1号:8,044円(9回)

2号:10,393円(3回)

3号:6,282円(18回)

4号:5,658円(5回)

国際線:6,964円(19回)

全乗り場平均:6,986円(54回)

 

 

2号乗り場の単価が突出していますが、回数が少ないため

乗り場別の単価を比較する上ではあまり参考にならないと思います。

 

確かなことは言えませんが、個人的には、乗り場別の単価の差はほとんどないと思っています。

ただ一つ例外として、深夜の国際線乗り場は明らかに平均単価が低いと思います。

理由 → LCC便が多数到着するため近場のホテルに行く乗客が多い

 

 

 

 

 

 

待機時間と単価の全データは以下。

1号
回数 待機時間(分) 単価(税込)
1 92 15,020
2 82 7,370
3 115 3,370
4 131 12,500
5 78 5,900
6 0 11,490
7 0 3,130
8 99 7,050
9 97 6,570
平均 77 8,044
2号
回数 待機時間(分) 単価(税込)
1 80 5,770
2 0 20,200
3 85 5,210
平均 55 10,393
3号
回数 待機時間(分) 単価(税込)
1 16 5,690
2 75 1,370
3 7 5,900
4 82 6,490
5 46 7,900
6 10 8,410
7 51 3,450
8 94 6,900
9 106 7,370
10 120 7,050
11 44 8,500
12 25 5,690
13 5 4,010
14 108 7,850
15 70 6,900
16 100 6,890
17 50 6,810
18 76 5,900
平均 60 6,282
4号
回数 待機時間(分) 単価(税込)
1 0 6,330
2 30 11,420
3 58 3,530
4 18 410
5 79 6,600
平均 37 5,658
国際線
回数 待機時間(分) 単価(税込)
1 73 4,490
2 110 7,130
3 61 4,810
4 30 6,600
5 66 14,150
6 79 5,900
7 53 7,100
8 55 5,770
9 7 2,970
10 14 6,490
11 135 6,410
12 82 7,370
13 110 7,100
14 97 3,690
15 108 4,010
16 126 8,500
17 118 1,210
18 105 23,730
19 46 4,890
平均 78 6,964

 

 

何も考えずに付けると一般営業より時間単価は低い

羽田空港の乗り場の客単価が一般的な街中の客単価と比べて圧倒的に高いことはわかりました。

 

しかし、多くのタクシードライバーが羽田空港のタクシー乗り場を敬遠する理由は、

その圧倒的な待機時間の長さにあると思います。

 

それでは、果たしてそこまでして羽田空港に並ぶ価値があるのか?

実績データを元に、検証してみます。

 

【シミュレーション】

東京の平均的なタクシードライバーの時間単価(売上(税込)÷実労働時間)を3,600円/時とします。 → 各自の時間単価で計算してみてください。

(東京タクシーセンターの資料より概算)

 

羽田空港の乗り場に付けることで期待される客単価を7,000円とします。

(54回付けた私の実績)

 

その平均的な輸送時間(乗車~降車)を30分とします。

(データを集計すれば正確な数値が出ますが、量が膨大なため、ざっくり30分とさせてください。感覚的にそのくらいと思います。)

 

 

このとき、準備時間(現在地から羽田空港までの所要時間+羽田空港乗り場での待機時間)+輸送時間(0.5時間)を

1ルーチンとして、時間単価が3,600円を上回る準備時間を計算すると、

7,000円÷(準備時間+0.5)=3,600円/時間

準備時間≒1.5時間

 

つまり、準備時間がおおむね90分を下回れば、

時間単価が3600円を超えるので、

羽田空港の乗り場に付けたほうが得です。

(東京の平均的なタクシードライバーの場合)

 

 

ちなみに、私の全乗り場の待機時間平均は67分です。

私は待機時間が少なくなることが予想される乗り場とタイミングを狙って、羽田空港に付けていました。

よって、何も考えずに適当に付けた場合は、これ以上の待機時間になると思います。

 

実際に、東京タクシーセンターが公表している羽田空港の乗り場の待機時間の平均値(2019年2月24日~3月26日、9~0時)は、

国内線(全乗り場):90分

国際線:110分

と、私の実績待機時間より長くなっています。

http://www.tokyo-tc.or.jp/hnd/statistics.html#1

 

よって、

東京の平均的なドライバーが、何も考えずランダムに羽田空港に付けた場合、

待機時間だけで90分を超えますので、期待される時間単価は平均値3600円を下回ります。

つまり、時間単価のみで考えたとき、計算上は損することが多くなります。

(実際は、時間単価が同等だとしても空港営業のほうが、一般営業より体力的には圧倒的に楽です)

 

空港営業で時間単価で損しないためには、

自分の時間単価を考慮し、現在地から空港までの所要時間+待機時間を予測・削減する必要があります。

 

 

 

空港での待機時間の削減方法

圧倒的な客単価を誇る羽田空港の乗り場ですが、何も考えずにランダムなタイミングで羽田空港の乗り場に並ぶと、一般営業(街中)より時間単価が期待できないことがわかりました。

よって、空港での待機時間を削減し、時間単価を上げる必要があります。

 

タクシーセンターのサイトを確認

とりあえず、ここを確認してみましょう。

http://www.tokyo-tc.or.jp/hnd/

 

待機時間の少ない時間、乗り場を狙ってください。

ある程度の指標にはなります。

 

専用レーンの利用

各乗り場には数種類の専用レーンがあります。

この中で、2019年3月現在、個人的に熱いと思っているのが

「国際線乗り場の英語検定合格者の専用レーン」です。

 

待機時間を大幅に削減できると予想しています。

 

くわしい理由は以下の記事を参照してください。

 

羽田空港国際線に英語検定合格者の専用レーンができます(合格者のメリット、待機時間と客単価)

2019年4月1日、 羽田空港国際線のタクシープールに英語検定合格者の専用レーンの運用が始まります。 (by 東京タクシーセンター)     これにより、英語検定(外国人旅客接遇英 ...

続きを見る

 

 

まとめ

  • 羽田空港の全乗り場に付けることで期待できる平均の客単価は7000円 ※深夜の国際線乗り場を除く→明らかに単価が下がる
  • しかしながら何も考えずにランダムなタイミングで羽田空港の乗り場に付けるのは、一般営業(街中)より時間単価が悪い ※東京の平均的な時間単価のタクシードライバーの場合
  • よって、待機時間を削減する必要がある → タクシーセンターのサイトを確認 + 専用レーンの利用(国際線の英語検定合格者の専用レーンが熱い
  • 現在位置から羽田空港までの所要時間+待機時間がおおむね90分以下の場合、羽田空港に並んだほうが時間単価的にお得 ※東京の平均的な時間単価のタクシードライバーの場合

羽田空港国際線に英語検定合格者の専用レーンができます(合格者のメリット、待機時間と客単価)







 

↓「このブログはつまらない。他のタクシードライバーのブログも見たい!」と思ったらクリック


ドライバーランキング

各所の効率の良い流し方

①銀座・新橋・東京駅

②赤坂・六本木

コロナ休業中の小遣い稼ぎ

その①

その②

その③

-営業情報

Copyright© 東京タクシー情報 , 2020 All Rights Reserved.