こんな方におすすめ
- タクシードライバーになりたいが、タクシー会社が多すぎて迷う
- 会社選びのポイントを知りたい
東京には無数のタクシー会社があります。
明らかに過剰供給です。
そんな無数にあるタクシー会社から、
東京で稼ぐための会社選びのポイントを、
私が重要だと思う順に説明していきます。
優先度的には
勤務地≧勤務形態>社風>車両>>>ブランド>>設備>>人間関係
という感じです。
勤務地
最も重要な要素の1つです。
まず、日本全体でいえば、圧倒的に東京(特別区)です。(次点で大阪でしょう。)
お客さんの量、単価が他の地区と比べて圧倒的です。
プライベートより収入を最優先とする場合、その場所でなければならない理由がない限り、東京を選びましょう。
東京の道を知っているかどうかはあまり関係ありません。
東京の中では営業所は都心に近ければ近いほど有利です。
無駄な回送時間を削減することができます。
営業所は自宅から近いことも重要です。
無駄な通勤時間を削減できます。
また、東京の多くのタクシー会社は通勤交通費が支給されません。
可能であれば、営業所の近くに引越すことも検討しましょう。
勤務形態
「夜日勤(夜勤)」の設定があり、勤務形態を柔軟に変更できる会社を選びましょう。
タクシードライバーの勤務形態は大きく分けて、
・昼日勤
・夜日勤
・隔日勤務
の3種類です。
(細かく言うともっとたくさんありますが、ざっくりこの3種類です)
この中でも、圧倒的に稼ぎやすいのが「夜日勤」、いわゆる夜勤、夜だけ働く勤務です。
主な理由は、
・客単価が高い
・道が空いている
です。
同じ営業時間での売上(給料)が全然変わってきます。
感覚的にこんな感じ。
昼日勤×1.3=隔日勤務
隔日勤務×1.3=夜日勤
収入を最優先とする人はとりあえず夜勤を目指しましょう。
やってみて夜勤が合わなければ、別の勤務形態に変更すればいいです。
社風
規則の緩い会社のほうが稼ぎやすい、です。
(一般的には中小のタクシー会社のほうが緩いといわれています。)
主な理由は、営業時間を確保しやすいからです。
これ以上の説明は、少しグレーな内容になりますのでここでは割愛します。
車両
2019年3月現在、東京では「TOYOTAのJPNタクシー」が圧倒的に稼ぎやすい車両です。
JPNタクシーかそうでないか(クラウン等)で、
感覚的に売上が1割かそれ以上くらい変わってくるイメージです。
(私の場合は、乗る車両が固定ではありませんでした。)
理由は、高単価の客がJPNタクシーを優先的に選んで乗ってくるからです。
夜の繁華街(銀座等)では特にその傾向が顕著です。
現在、東京の法人タクシーは旧型車両(クラウン等)から新型車両(JPNタクシー)への切り替えが進んでいます。
2019年3月現在で、東京全体の法人タクシーの車両のざっくり1/3~4程度がJPNタクシーです。
今後、JPNタクシーがさらに増えることで、売り上げの格差はさらに広がると思います。
(同じ料金でわざわざ古い車両を選ぶ客は少数派でしょう。)
よって、JPNタクシーの割合が多く、乗務開始後すぐにJPNタクシーに乗れる会社を選ぶべきです。
ブランド
特にこだわりがなければ「大手4社」ブランドが無難だと思います。
というのも、私が大手4社に所属しており、優先的に客から選んでもらえることが多いと感じたからです。
2019年現在でも、タクシーチケットの利用客はかなり多く(1日に1~3組程度)
大手4社のタクシーのみ利用可能な「4社チケット」なるものも存在します。
設備
会社選びの優先度としては低めですが、
専用LPガススタンドが営業所に付帯されているほうがいいです。
燃料は毎日の帰庫時に給油することになりますが、
専用のスタンドがない場合は、外部のスタンドで給油することになります。
外部のスタンドは専用でないためか、タクシーの行列を見ることがよくありました。
また、近年はタクシーの配車アプリが普及しつつあります。
現在、配車アプリに強いのは日本交通グループだと思います。
将来的には配車アプリはより普及していくでしょう。
しかしながら、2019年現在でも、昔ながらの流し+付け待ちのアナログスタイルだけでも十分通用します。
人間関係
人間関係がうまくいかないと辛いところがありますが、こればかりは会社に入ってみないとわかりません。
実際、タクシードライバーという仕事は、会社内の人間関係は他の仕事と比べて圧倒的に少ないです。
人間関係が辛く、仕事に支障が出る場合は、我慢せず、会社を変えることを検討してみてください。
結局、やってみないとわからないことが結構ある → いつでもサクッと辞められる準備はしておく
上記の諸条件を入社前に入念に調査したとしても、入社後に「こんなはずでは」と思うことがあると思います。
また、タクシーの乗務を続けるうえで、新たな気付きもあると思います。
そんなとき、会社を変えたいと思うこともあるでしょう。
多くのタクシー会社は2種免許の取得費用は会社負担です。
会社から祝い金が出ることもあるでしょう。
ここで、注意です。
会社を早期に退職する場合、多くのタクシー会社では、
この「二種免許の取得費用」「祝い金」の返金を求められます。
(いわゆる〇年縛りです。)
ここで、返金が困難なために、会社を辞められないという事態にならないよう、
少なくともその資金は確保しておいてください。