タクシーを使う

タクシーのクレジットカード利用まとめ【元乗務員が網羅的に解説】

2020年12月24日

こんな方におすすめ

  • タクシーでクレジットカードを使いたい全ての人

タクシードライバー経験者の筆者が実際の体験をもとに、タクシーでのクレジットカード利用について網羅的に解説します。

もくじ(文字タップで移動)

クレジットカードが使えるタクシー

都市部であるほど、規模の大きいタクシー会社であるほどクレジットカードが使える可能性が高いです。

 

各都道府県 タクシーのクレジットカード導入率

実際にどのくらいのタクシーがクレジットカードに対応しているかというと、以下のとおりです。

 

都道府県 タクシー
台数
クレジットカード
導入台数
クレジットカード
導入率
北海道 12,225 3,640 29.8%
青森 2,823 1,050 37.2%
岩手 2,360 729 30.9%
宮城 4,640 2,534 54.6%
福島 2,639 509 19.3%
秋田 1,314 136 10.4%
山形 1,393 285 20.5%
茨城 2,981 806 27.0%
栃木 2,080 1,000 48.1%
群馬 1,777 778 43.8%
埼玉 6,642 3,628 54.6%
千葉 7,093 4,645 65.5%
東京 44,361 28,959 65.3%
神奈川 12,828 9,074 70.7%
山梨 1,052 497 47.2%
新潟 3,266 673 20.6%
長野 2,848 1,323 46.5%
富山 1,098 298 27.1%
石川 2,069 1,164 56.3%
福井 1,119 299 26.7%
岐阜 2,070 1,458 70.4%
静岡 5,169 3,291 63.7%
愛知 9,455 7,323 77.5%
三重 1,479 931 62.9%
滋賀 1,398 981 70.2%
京都 8,513 5,032 59.1%
大阪 19,705 8,897 45.2%
兵庫 8,628 3,545 41.1%
奈良 1,426 695 48.7%
和歌山 1,688 331 19.6%
鳥取 702 248 35.3%
島根 1,234 259 21.0%
岡山 3,497 1,206 34.5%
広島 6,975 1,890 27.1%
山口 2,471 945 38.2%
徳島 1,292 81 6.3%
香川 1,640 272 16.6%
愛媛 2,519 167 6.6%
高知 1,383 184 13.3%
福岡 11,481 4,854 42.3%
佐賀 1,168 153 13.1%
長崎 3,151 1,424 45.2%
熊本 3,579 521 14.6%
大分 2,256 1,013 44.9%
宮崎 2,186 102 4.7%
鹿児島 3,697 862 23.3%
沖縄 4,935 853 17.3%
全国 230,305 109,545 47.6%

※H30,31年 全国ハイヤー・タクシー連合会HPに記載のデータより計算

 

全国的には約半数のタクシーがクレジットカード決済に対応しています。

神奈川県の70.7%が全国トップです。

 

地域ごとの傾向としては関東、中部、近畿地方がクレジットカード導入率高めです。

逆に四国は導入率低めです。

 

クレジットカードが使えるタクシーの見分け方

・路上のタクシーに直接乗る場合

・タクシーを呼ぶ場合

について、それぞれクレジットカードが使えるタクシーを見分ける方法は以下です。

 

路上のタクシーに直接乗る場合

流しやタクシー乗り場、路上に待機中のタクシーに直接乗る場合は以下の方法でクレジットカードの使用可否を確認します。

 

①車体のステッカーで確認

クレジットカードが使えるタクシーは以下のように車体にステッカーが貼ってあります。

ステッカーに記載の国際ブランドのクレジットカードが使えます。

gojikkawa-taxi.co.jp より引用

 

【注意】

以下の写真のような「チケット」と記載のあるステッカーは、使える「タクシーチケット」の種類を表しています。支払いに使えるクレジットカードの国際ブランドではないです。

まぎらわしいので注意してください。

miyako-taxi.com より引用

 

 

②ドライバーに直接確認

上記のような「クレジットカード使用可」のステッカーが貼ってある場合でも、カード決済端末機の不具合などで実際にクレジットカードが使えるとは限りません

乗車時にドライバーに直接確認するのがベストです。

 

タクシーを配車する場合

タクシーを配車する場合は以下の方法でクレジットカード決済可能なタクシーを呼びます。

 

①配車アプリで呼ぶ場合

クレジットカード支払いに対応している「配車アプリ」の支払い方法選択画面でアプリ決済の「クレジットカード」を選択し配車すれば、アプリ上で自動的にクレジットカード決済されます。

車内での支払い手続きは不要です。

 

②タクシー会社に電話で呼ぶ場合

タクシー会社のオペレーターに「クレジットカード決済する旨、カードブランド」を伝えて配車することで、クレジットカードが使えるタクシーが配車されます。

 

タクシーでのクレジットカードの使い方

アプリ決済ではなく、タクシー降車時に直接クレジットカードで決済する場合について説明します。

基本的には、飲食店などでの会計時と流れはおなじです。

 

①クレジットカードの使用可否を確認(上記参照)

②目的地に到着したらクレジットカードをドライバーに渡す

③暗証番号の入力 または サインの記入

④クレジットカード決済完了

⑤クレジットカードの返却、領収書とクレジットカードの控えを受領

⑥タクシーを降りる

 

タクシーでクレジットカードを使うメリット・デメリット

メリット

クレジットカードのポイントが貯まる

おそらく多くの人にとって、クレジットカードを使う最大のメリットだと思います。

店舗での買い物などと同様、タクシー料金に対してもクレジットカードのポイントが付きます。

 

お釣りの心配がない

タクシーは防犯上などの理由で、店舗などと異なりお釣りを大量に用意しておくことが難しいです。

よって、一万円札に対してお釣りが出ない、または嫌がられるということがたまにあります。

 

クレジットカードであれば、細かい現金を持っていないときでもお釣りがもらえない心配がないです。

 

クーポンでお得に乗れる(アプリ決済時)

クレジットカードを配車アプリに登録しておけば、クーポンでお得にタクシーに乗れることがあります。

配車アプリのクーポンについての詳細はこちら>>タクシーアプリのクーポン情報まとめ【2020.12】

 

デメリット

決済に時間がかかる

クレジットカードの最大のデメリットだと思います。

端末の通信および領収書、サイン用紙、カード利用控えの印字にやたらと時間がかかります。

コンビニなどでクレジットカード決済するより断然時間がかかります。

タクシー会社によると思いますが、私が所属していたタクシー会社ではクレジットカード決済の手続きにスムーズにいっても1~2分くらいかかっていました。

 

急いでいるときに、このロスタイムはかなり大きいと思います。

また、降車場所によっては後続車からクラクション鳴らされます。

 

なお、上記は車内で直接クレジットカード決済する場合です。

配車アプリ経由のクレジットカード決済であれば、車内での支払い手続き不要なのでスムーズに降りれます。

 

対応タクシーでもカードが使えないことがある

クレジットカード対応のタクシーでも状況によりクレジットカード決済ができないことがあります。

このような状況についての詳細は次項に記載します。

 

ドライバーが手数料を取られることがある

客側のデメリットではないですが、クレジットカード決済手数料をタクシードライバーが負担するタクシー会社もあります。

私の所属していたタクシー会社は、手数料のドライバー負担はありませんでしたが、5%程度取られる会社もあるようです。

 

手数料の支払いを避けるため、クレジットカード決済できないと嘘をつくドライバーもいるようです。

 

注)クレジットカード対応のタクシーでも使えるとは限らない

クレジットカード対応のタクシー会社でも実際にカードが確実に使えるとは限らないので注意です。

タクシー料金は基本的に目的地に到着後の「後払い」です。

支払い時にクレジットカードが使えず、他に支払い手段がないと非常に困ります。

 

クレジットカードが使えない主な理由は以下です。

 

理由①クレジットカード側の問題

タクシーの決済に限ったことではないですが、クレジットカード側の問題により決済不可になる理由は以下です。

 

有効期限切れ

クレジットカードの有効期限が切れていれば決済できません。

乗車前に有効期限が切れていないことを確認してください。

 

利用限度額超過

クレジットカードの利用限度額を超えた場合は決済できません。

利用限度額に近づいているなら要注意です。

 

ICチップまたは磁気ストライプ不良

クレジットカードのICチップまたは磁気ストライプ不良により決済不可となることがあります。

 

クレジットカードの読み取り方法は以下の2種類です。

①ICチップ

②磁気ストライプ

orico.co.jp より引用

 

クレジットカード読み取り機はこのどちらかの方法でカードの情報を読み取ります。

タクシーの車載読み取り機もこのどちらかの方法に対応しています。

どちらに対応しているかはタクシーの車両により異なります。

 

前回の決済では使えた、利用限度額も超えていない、という状況でカードを読み取れない場合は、「磁気ストライプ」または「ICチップ」のどちらかが不良になっている可能性があります。

 

ちなみに、ICチップは端末にカードを挿入したまま暗証番号を入力、磁気ストライプは端末にカードをスライドすることで読み取ります。

 

理由②タクシー側の問題

タクシー側の問題により決済不可になる理由は以下です。

 

読み取り機械の問題(通信障害、故障など)

車載のカード読み取り機に問題がある場合はカード決済不可です。

 

端末の故障の場合はその場での解決は困難です。

車載端末の電波の悪い場所にいて決済できないときは、電波のいい場所に移動することで解決する可能性があります。

端末のメンテナンス中で決済できない場合は、少し時間をおくことで解決する可能性があります。

 

クレジットカードのブランドが対応していない

クレジットカード自体には対応していても、使いたいカードの国際ブランドに対応していなければ使えません。

 

ちなみに、日本人のクレジットカード国際ブランドのシェアは

1位:VISA

2位:JCB

3位:Master

です。上位のブランドほどタクシーでも利用できる可能性が高いといえます。

 

ドライバーがクレジットカード決済を拒否

カードおよび読み取り端末に問題が無い場合でも稀にタクシードライバーの個人的な理由でカードの利用を拒否されることがあります。

実態としては「読み取り端末が故障している」などと嘘をつき、他の支払い方法へ誘導します。

ドライバーがカード決済を拒否する主な理由は以下。

 

  • 決済に時間がかかる
  • 決済手数料を負担したくない

 

これらの理由によりカード決済を拒否されたなら、タクシー会社やタクシーセンターに通報してもいいと思います。

 

乗る前の予防策

上記のような問題を避けるために、タクシー乗車前の予防が重要です。

 

①乗車時にカードが使えるか確認する

クレジットカードでタクシー料金を支払うつもりなら、乗車時に直接乗務員にクレジットカードの使用可否を確認したほうがいいです。

端末の故障が事前にわかっているにもかかわらず、乗車時にそれを伝えない、または伝えることを忘れる乗務員もいるので。

 

②複数カードおよび他の支払い方法を用意しておく

乗車時に直接乗務員にクレジットカードの使用可否を確認していても使えないことがあります。(理由は上記参照)

 

よって、クレジットカードで決済するつもりでも「複数のクレジットカード + 他の支払い方法」を用意しておくのがベストです。

 

目的地到着後の対応

目的地に着いたがクレジットカードが使えない、他に手持ちの支払い手段が無い場合は以下を検討してください。

 

①コンビニなどのATMで現金をおろす

近くにコンビニなどATMがあれば、そこまでタクシーで移動してキャッシュカード、クレジットカードなどを使い現金をおろします。

 

②家や会社などに取りに行く

目的地が家や会社なら、現金などを取りに行ってよいかドライバーに相談してください。

①の場合と比べると、乗客を見失い、そのまま乗り逃げされるリスクが高いので玄関先までドライバーに同行を求められる可能性はあります。

 

③後日タクシー会社へ支払う ←最終手段

①、②が不可の場合は、後日タクシー会社へ支払うことをドライバーと相談してください。

後日支払いもそのまま乗り逃げされるリスクが高いので、ドライバーは何とかその場で料金を回収しようとすると思います。あくまでも最終手段です。

 

支払い方法も要相談ですが、多くの場合はタクシー会社へ持参または振込になると思います。

多くの場合、住所・氏名・連絡先が求められます。場合によっては担保として「身分証明書」などを求められることもあります。

 

タクシーでクレジットカードを使うならアプリ経由がおすすめ

タクシーでクレジットカードを使うなら、車内で直接クレジットカードで支払うより、アプリ経由での支払いがおすすめです。

アプリ経由をおすすめする理由は以下。

 

  • 決済がスムーズ
  • アプリのクーポンでお得
  • クレジットカードのポイントも貯まる

 

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クレジットカードをアプリ経由で使う方法は以下

①配車アプリをインストール

②クレジットカードを登録

③アプリで配車 または アプリ対応タクシーに直接乗る

④車載端末でアプリ決済(アプリ対応タクシーに直接乗る場合のみ)

 

タクシーでおすすめのクレジットカード

タクシー料金の決済におすすめのクレジットカードは純粋にポイント還元率の高いカードです。

年会費永年無料で還元率1.0%以上のおすすめクレジットカードは以下。

 

クレジットカード 還元率 年会費 備考
REX CARD 1.25% 永年無料 とにかく還元率が高い
リクルートカード 1.20% 永年無料 リクルート系ユーザーにおすすめ
楽天カード 1.00% 永年無料 顧客満足度11年連続No.1、メインカードにおすすめ
Booking.comカード 1.00% 永年無料 海外旅行保険自動付帯

 

一部の鉄道会社系のクレジットカードでは提携タクシー利用で一応特典が付きますが、内容的には微妙です。

一部の提携タクシーのみでしか使えず、特典が付いたとしても還元率1.0%くらいです。

なので、全てのタクシーで還元率1.0%以上のポイントが付く上記カードがおすすめです。

 

 

タクシーでクレジットカード Q&A

少額でもクレジットカードは使えるか?

乗務員によりますが、使えるケースが多いです。一部の乗務員には断られると思います。

乗車時に確認+他の支払い方法の用意がベストです。

 

個人的には超短距離での「車内」クレジットカード決済はあまりおすすめしません。

クレジットカード利用でポイントが貯まるにしても、例えばワンメーター420円の場合、せいぜい2~4円分くらいです。

降車時のクレジットカードの決済時間は早くてもだいたい1~2分くらいかかるので、個人的にはポイントが貯まるメリットより時間を失うデメリットの方が大きい気がします。

 

少額・短距離利用でクレジットカード決済したいなら、決済時間ゼロのアプリ経由が断然おすすめです。

 

決済時はサイン、暗証番号が必要か?

タクシー会社によりますが、サインまたは暗証番号を求められるケースが多いと思います。

 

クレジットカードと他の支払い方法を併用できるか?

タクシー会社によりますので、乗車時に乗務員に確認してください。

 

ちなみに、私の所属していたタクシー会社ではクレジットカードと現金またはタクシー券の併用はできましたが、その他のカードとの併用は不可でした。

 

デビットカードは使えるか?

クレジットカードが使えるタクシーであれば使える可能性が高いですが、「乗車時に乗務員に直接確認+他の支払い方法を用意しておく」がベストです。

 

クレジットカード手数料が客に請求されることはあるか?

手数料の上乗せ請求はクレジット会社の利用規約で禁止されています。

請求されることがあればそれは違反行為です。

JCB加盟店規約 第11条(加盟店の義務、禁止行為など)

加盟店は、有効なカードを提示した会員に対し信用販売を拒絶し、または現金払いや他社の発行するクレジットカードその他の決済手段 の利用を求めてはならないものとします。また、加盟店は、会員に対し、現金払いその他の決済手段を利用する顧客と異なる金額を請求 したり、カードの取扱いに本規約に定める以外の制限を設ける等、会員に不利となる差別的取扱いを行わないものとします。

引用元:JCB加盟店規約(2020年6月1日改正版)

 

個人タクシーでクレジットカードは使えるか?

都市部などでは使えることが多いですが、大手タクシー会社と比べると使える可能性が低いです。

乗車時に乗務員に確認してください。

 

また、配車アプリの「GO」などでは、クレジットカード決済(アプリ決済)可能な個人タクシーを選択して呼べるのでおすすめです。

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海外のタクシーでクレジットカードは使えるか?

国と地域によりますが、先進国であるほど、都市部であるほど使える可能性が高いです。

 

なお、基本的に海外では可能な限り「配車アプリ」の利用を強くおすすめします。

理由は、国と地域にもよりますが日本と比べて海外のタクシーはぼったくりが多く、「配車アプリ」利用でぼったくりをほぼ防げるからです。

 

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海外ではGrabやUberなどの配車アプリを使うことになると思いますが、日本と同様クレジットカードをアプリに登録することでアプリ決済可能なことが多いです。

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