こんな方におすすめ
- タクシーに乗ったことがない
- タクシーに乗るのが超久々
- 乗るときのマナーや注意点を知りたい
こんなあなたのために、タクシードライバー経験者の筆者が
- タクシーの乗り方
- 乗車から降車までの基本的な流れ
- 乗車時の注意点
など、タクシーの乗り方の基本をわかりやすく解説します。
この記事を読めばタクシーに不慣れなあなたも一人でタクシーに乗れるようになります。
なお、自分のいる場所までタクシーを来させる方法、いわゆるタクシーの「配車方法」については以下別記事で詳しく解説しています。
呼び方を知りたい人はまず、以下の記事を読んでください。
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もくじ(タップで移動)
タクシーの基本的な乗り方
タクシーの乗車方法、基本的な流れは以下です。
①タクシーを探す
②乗車
③行先を伝える
④目的地まで走行
⑤支払い
⑥降車
基本的には電車やバスの乗車方法と似ていますが、電車やバスと異なり、「行先」を自分で運転手に伝える必要があります。
また、電車やバスは駅やバス停など決まった場所でしか乗り降りできませんが、タクシーは基本的にどこでも乗り降りできます。
しかし、全てのタクシーに乗れるわけではないです。
乗れるのは、お客さんを探しているタクシー、「空車」のタクシーのみです。
「空車」タクシーかどうかはタクシーの助手席前にある「表示」で判断します。
https://aucfree.com/items/369769973
写真のように、表示が「空車」のタクシーは乗れます。
たまに「迎車(配車中の意味)」や「回送」など、お客さんが乗っていないのに乗れないタクシーもありますので注意です。
以下、タクシーに乗る手順を順番に解説します。
①タクシーを探す
タクシーに乗るためには、まずタクシーを探す必要があります。
タクシーを探す方法は状況に応じて以下の方法が考えられます。
周辺にタクシーがいない、少ない
⇒ タクシーを自分のいる場所まで来させる(配車)
周辺にタクシーがいる
⇒ 直接自分の目でタクシーを探す
周辺にタクシーがいない、少ない ⇒ 配車
周辺にタクシーが少ない、またはいないときは自分のいる場所まで来させる、つまり配車する必要があります。
タクシーの配車については>>タクシーはどうやって呼ぶ?タクシー呼び方マニュアル【2023】を見てください。
周囲にタクシーがいる ⇒ 直接自分の目で「空車」タクシーを探す
周囲にタクシーがたくさんいるときは、配車で呼ぶより直接自分の目で「空車」タクシーを探した方が早くタクシーに乗れる可能性が高いです。
空車タクシーの状態は主に以下2種類です。
- 待機中
- 走行中
それぞれの探し方を以下説明します。
待機中のタクシーを探す
タクシーの待機場所は大きく以下の2種類に分けられます。
- タクシー乗り場
- タクシー乗り場「以外」
【タクシー乗り場】
以下の施設には「タクシー乗り場」があることが多いです。
- 駅
- 空港
- 大きなホテル
- 大きな病院
- 百貨店
- 大きなイベント会場
基本的にはタクシー乗り場には「空車」のタクシーが常駐しています。
タクシー乗り場まで行って、先頭に並んでいるタクシーに近づくと、自動ドアを開けてくれます。
タクシーの乗客が多いときは、乗客の列に並んで順番を待ってください。
タクシー乗り場にタクシーがいない、待っても全然タクシーが来ないときは別の方法でタクシーを探してください。
【タクシー乗り場以外】
都市部の繁華街やオフィス街など、タクシーを使う人が多い場所では、タクシー乗り場以外でも路上に空車タクシーが待機しています。
店や飲食店の出入口の近くや、交差点付近など人通りの多い場所によく停まってます。
乗り方は、タクシー乗り場と同様、路上の空車タクシーに近づけば自動ドアを開けてくれます。
運転手があなたに気づいていないときは、ドアをノックして運転手に知らせてください。
自分で勝手にドアを開けるのはやめた方がいいです。(助手席に乗る必要があるときは自分でドアを開けてください)
走行中のタクシーを手を挙げて停める
待機中のタクシーが近くにいないときは、走っているタクシーを呼び停めることになると思います。
状況により、様々な停め方がありますが、基本的な手順は以下です。
①走行中のタクシーから見えやすい位置に立つ
まず、タクシーから見えやすい位置(行きたい方向側の歩道の端や路肩)に立ちます。
木や看板、路駐の車などの障害物は避け、タクシードライバーから直接見える位置に立ってください。
歩道からではタクシーから目立たないときは、必要に応じて、安全の範囲内で車道まで出てください。
②タクシーを待つ
タクシーが現れるのを待ちます。
③タクシーを見ながら大きく手を上げる
タクシーが近づいてきたらタクシーの方を見ながら大きく手を挙げてください。
・手の挙げ方が小さい
・タクシーの方を見ていない
と、タクシーが気づかないことがあります。
または、存在には気づかれても「乗車申込」と判断されないことがありますので注意です。
②乗車
日本のタクシーは自動ドアです。
うしろのドアが自動で開くので、後部座席に乗り込んでください。
運転手があなたに気づいていないときは、ドアを勝手に開けずにノックして運転手に知らせてください。
ドアは自動で閉まるので、自分で閉める必要はないです。
一部を除き、ほとんどのタクシーは運転手を含め大人で5人乗りです。
乗客は後部座席に3人、助手席に1人の合計4人まで乗れます。
ちなみに、座る座席は特に決まってないです。運転席以外ならどこでもOKです。
1人乗車で助手席に座りたいときは、念のため運転手に確認してからにしてください。
※1人乗車で助手席に乗ってはいけない、というルールはないですが、一部の運転手は嫌がる可能性があります。
ちなみに、助手席のドアは自動ではないので自分で開閉してください。
乗車したら後部座席でもシートベルトをしてください。
③行先を伝える
乗車したら運転手に行先を伝えてください。
※配車時は自分の名前も伝える
伝え方はいろいろありますが、タクシーに乗り慣れていない人は以下がいいと思います。
①目的地が駅や有名ホテルなどの有名施設 ⇒ 施設名
②目的地の近くに有名施設がない ⇒ 住所
運転手は必要に応じてカーナビに目的地を登録します。
目的地までの使うべき道や高速道路の使用可否を運転手から聞かれることがあると思いますが、わからなければ「おまかせ」と伝えてください。
おまかせであれば、基本的に運転手は時間的最短ルートで目的地まで走ります。
④目的地まで走行
行先を伝えられれば、目的地到着まで基本的にやることはないです。
途中で道の確認などで運転手から質問があるかもしれないので、そのときは対応してください。
⑤支払い
目的地に着いたら料金を支払います。
運転手から料金の請求がありますので、支払ってください。
基本的には、タクシーの料金は運転席と助手席の間の「メーター」に表示された料金です。
日本のタクシーの主な支払方法は以下のとおり。
- 現金
- 配車アプリ決済(自動決済)
- クレジットカード
- 各種電子マネー
- 交通系ICカード
- タクシーチケット
現金は一般的なタクシーならほぼ使えます。
その他の支払い方法は乗るタクシーによるので注意です。
ちなみに、2023年現在最もおすすめの支払い手段は「配車アプリ決済」です。おすすめの理由は以下。
- 目的地到着時の支払い手続きが不要
- クーポンでお得
- 領収書をもらい忘れる心配がない
【おすすめの配車アプリの詳細】
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⑥降車
料金の支払いが終われば運転手が自動ドアを開けます。
シートベルトを外し、忘れ物と周囲の交通に注意してタクシーから降りてください。
降りるときもドアを自分で閉める必要はないです。
※助手席の場合は自分で閉めてください
タクシーに乗るときの注意点
タクシーを乗るときの基本的な注意点は以下です。
目的地は正確に伝える
ドライバーが目的地を勘違いすることで、全く別の場所へ連れていかれることがあります。
特に、発音の似ている地名、同名の地名がある場合は要注意です。
心配な場合は地区町村や路線名などで補足をしたほうがいいです。
【間違えやすい地名の例(東京周辺)】
- 東京都足立区の「綾瀬」と神奈川県綾瀬市の「綾瀬」
- 豊島区の「千川」と調布市の「仙川」
- 「神保町」と「人形町」
- 「旗の台」と「幡ヶ谷」
- 六本木の「ミッドタウン」と日比谷の「ミッドタウン」
- 西新宿の「ヒルトン」とお台場の「ヒルトン」
- 六本木の「インターコンチネンタル」と竹芝の「インターコンチネンタル」
- 「錦糸町」と「警視庁」
1万円札に対しおつりが出ないことがある
タクシー料金を1万円札で支払おうとすると「お釣り」が出ないことがたまにあります。
タクシーは店舗型サービスと比べて、お釣りとなる小銭を持ち歩ける量に限りがあります。
1万円札しか支払い手段がないときは、乗車前にドライバーに「1万円札でお釣りが出るか」確認したほうがいいです。
クレジットカード対応でも実際に使えないことがある
2023年現在、全国の約半数のタクシーがクレジットカード決済に対応しています。
しかし、クレジットカードの読み取り端末の不具合などで実際にはクレジットカードが使えないことがあります。
よって、タクシーに乗るときはできるだけ複数の支払い方法を用意しておいた方がいいです。
ちなみに、2023年現在最もおすすめの支払い手段は「配車アプリ決済」です。おすすめの理由は以下。
- 目的地到着時の支払い手続きが不要
- クーポンでお得
- 領収書をもらい忘れる心配がない
【おすすめの配車アプリの詳細】
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タクシーのクレジットカード利用についての詳細はこちら
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タクシーの乗り方 Q&A
乗り方全般
タクシーの料金を事前に知りたい
配車アプリの料金検索が便利です。
さらに、配車アプリの「事前確定運賃」機能を使えば料金を事前に確定できます。
タクシーの料金検索についての詳細はこちら
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タクシーの料金シミュレーション 実際の料金に一番近い検索方法は?
こんな方におすすめ タクシーの料金を事前にシミュレーションしたい 実際のタクシー料金に一番近い料金検索方法を知りたい アプリや料金検索サイトなど、タクシーの料金をシミュレーションする方法 ...
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タクシーの席次は?
タクシーの席次は以下のとおり。
一般的なタクシー(乗客定員4人)
【2名乗車】
①運転席の真後ろ
②助手席の真後ろ or 助手席
【3名乗車】
①運転席の真後ろ
②助手席の真後ろ
③助手席
【4名乗車】
①運転席の真後ろ
②助手席の真後ろ
③①と②の間
④助手席
大型タクシー(乗客定員5人以上)
【5名乗車】
①運転席の真後ろ
②助手席の真後ろ
③助手席
④3列目運転席側
⑤3列目助手席側
【6名乗車】
①運転席の真後ろ
②助手席の真後ろ
③①と②の間
④助手席
⑤3列目運転席側
⑥3列目助手席側
車椅子で乗れますか?
乗れます。
基本的に、折りたたみ可能な一般的な車椅子であればほぼすべてのタクシーに積めます。
さらに、一部のタクシーでは車椅子に乗ったまま乗ることができます。
ベビーカーと乗れますか?
乗れます。
犬猫などのペットと乗れますか?
乗れます。
※状況により乗車拒否されることがあります
途中でルートを変えられますか?
変えられます。
直接乗務員にルート変更の旨を伝えてください。
料金・支払について
領収書はもらえますか?
もらえます。
①車内決済の場合
乗務員から車内で直接もらう
②アプリ決済の場合
アプリの乗車履歴などで確認、または登録したメールアドレスに送付されるなどの方法で領収書を受け取れます。
深夜料金はかかりますか?
かかることがほとんどです。
タクシー会社の料金設定によりますが、ほとんどの場合は22-翌5時で2割増しになります。
しかし、深夜料金なしのタクシー会社もごくまれにあります。
一万円でおつりはもらえますか?
ほとんどの場合もらえますが、まれにもらえないことやもらうのが難しいことがあります。
クレジットカードは使えますか?
タクシー会社によります。
※2023年現在、全国の約半分のタクシーがクレジットカード決済対応
アプリを使えば絶対にぼったくられませんか?
そんなことはないです。しかし、ぼったくられる可能性はかなり減ります。