タクシードライバになる

「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由とやめるべき人

2021年9月9日




タクシー運転手経験者が解説します。

・記事前半⇒リスク・デメリット、向いてない人

・記事後半⇒メリット、向いてる人

筆者個人の結論を先に言うと「積極的には推奨しないがタクシー運転手としての適性があるなら選択肢の一つとしてはあり」です。

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「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由

「タクシー運転手はやめとけ」と言われる「一般的」な理由と筆者の経験に基づいた意見です。

デメリットが大きいと感じた順に紹介します。

 

交通事故のリスクが高い

筆者が感じたタクシー運転手の最大のリスクです。

以下の他のデメリットはタクシー運転手を辞めることでほとんどが解決(転職難易度が上がることを除く)するか、人生に与える影響は少なめですが、交通事故により失う「命・健康」については取り返しがつきません。

 

タクシー運転手の勤務時間の8割くらいは「車の運転」です。

客単価を上げる、高速メインで営業するなどタクシーの営業方法を変えることで事故リスクを低減はできますが、ゼロにはできません。

 

筆者は現役時に幸いにも人身事故を経験することはありませんでしたが、軽い物損事故は何度か経験しました。

 

他職種への転職難易度が上がる

その人のキャリアにもよりますが、タクシー運転手を経験することで、その後の転職活動の難易度が上がる可能性があります。

運転手職以外に転職する場合は、基本的にタクシー運転手での期間がキャリアとみなされることは少ないです。偏見のある会社だと、「タクシー運転手経験者=訳アリ」とみなされる可能性もあります。

特に新卒の人は、新卒で他業種へ就職するよりも、タクシー運転手を経験することで就職(転職)が圧倒的に不利になる可能性が高いので要注意です。

 

よって、他の職種への転職も考えている人は「タクシー運転手としての期間=空白期間」と考え、タクシー運転手になるとしても、見切りをつけるなら早い方がいいと思います。

 

タクシー運転手以外で使えるスキルが身に付きにくい

一般的に、タクシー運転手経験で身に着けたスキルは、他の職種へ活かすことが難しいと言われています。

ただし、接客業や営業職であれば、タクシー運転手で経験した接客・営業スキルをアピールできる可能性はあります。

 

収入が不安定

タクシー運転手の給料は基本的には歩合制なので、月々の給料は個々の売上に応じて変動します。

タクシー料金の約50~60%が自分の給料になるイメージです。

 

タクシーの需要は景気や社会情勢の影響を受けやすいので、サラリーマンのような安定した収入は期待しないほうがいいです。

 

収入は青天井ではない

タクシー運転手の収入は歩合制なので、売上に応じて収入はあがりますが、天井はあります

  • 自分自身が運転しないと売上が立たない
  • タクシーのメーター料金単価が固定である(地域による差はある)

ことから、どんなに時間をかけて効率よく営業しても限界があります。

現役運転手時の年収が約500万だった私が言うのもなんですが、東京の法人タクシー運転手の年収の上限は約1000万円くらいで、どんなにセンスがある人が時間をかけても、2000万、3000万とそれを大きく上回ることは不可です。

※個人タクシーも運転手業だけだと1500万/年くらいが限界と考えます

※海外、例えばロンドンのタクシー運転手の年収も東京とそこまで大きな差はなさそうです

 

よって、タクシー関係でそれ以上の収入を目指すなら、経営者側にまわるしかないと思います。

 

将来的にタクシー運転手の需要が減る

自動運転車の普及により、タクシー運転手の需要減が懸念されています。

筆者の勝手な推測では、20年後(2040年代)には東京のタクシーのほとんどが自動運転車に置き換わっている、と思っています。

 

現在20、30代の人は、一生タクシー運転手一本で生活する、ということが難しくなると思います。

 

1乗務の勤務時間が長い

タクシー運転手のデメリットの一つとして1回の乗務(1回の出勤)での勤務時間が長いことがあげられます。(「2日に1回しか出勤しなくてよい」というメリットともとらえられます)

日本のタクシー運転手の一般的な勤務形態として「隔日勤務」というものがありますが、イメージ的には1日目に2日分(翌日分まで)の仕事をぶっ続けでまとめてこなし、2日目は働かないという感じです。

つまり、通常24時間1サイクルの人体の構造に完全に逆らった48時間1サイクルという異様な生活スタイルを強いられます。

 

筆者の場合、この「隔日勤務」が体に合わず非常に辛かったため、夜日勤(いわゆる24時間サイクルの夜勤)に変更しました。(コロナ前なので、夜日勤のほうが稼げたというのもあります)

 

なので、勤務時間が長いのが嫌であれば、昼日勤・夜日勤の選択が可能なタクシー会社を選ぶとよいです。

 

接客対応がキツイ

タクシー運転手の勤務時間の約4-5割(筆者の実績で実車率が40-50%程度)は乗客と個室で過ごすことになります。

よって、乗客とのトラブルをゼロとすることはほぼ不可能と考えてください。

 

小さなトラブルはしょっちゅう、中程度以上のトラブルは週1くらいの頻度でありました。いかにトラブルを大きくしないか、トラブルをトラブルと感じないメンタルが大切です。

(ちなみに、1年間の乗務で乗客から会社やタクシーセンターなどへのクレームは一度もなかったです)

 

しかし、筆者の場合、接客対応はそこまで大きなストレスにはなりませんでした。

「イヤなお客も10分ガマンしたらもう二度と会うコトはねェ!!」

「毎日イヤな取引先に向かう連中のストレスに比べたら屁でもねェよ!」

闇金ウシジマくん「スーパータクシーくん編」 より引用

まさに上記のとおりで、筆者の場合サラリーマン時代のストレスと比べると無視できるほど小さかったです。

むしろ、「同業のタクシー」が最も大きなストレスでした。

 

イメージがよくない

たしかにイメージはよいとは言えません。

【世間一般のタクシー運転手へのイメージの例】

  • 誰でもできる仕事
  • 最後にたどり着く仕事
  • 底辺
  • 運転が荒い
  • おじさん、おじいさんの仕事

実態としては上記のイメージとは異なる部分も大いにありますが、残念ながら世間一般的にはこちらが定着しているように思います。

 

ただし、筆者としてはこの「イメージ」というのは仕事を決める判断基準としては小さい、むしろ無視してよいと思います。知人や家族の反対にあう人も多いと思いますが、他人の意見に左右されながら生きる人生ほど辛いものはないです。

 

タクシー強盗に巻き込まれる

ニュース等で定期的に取り上げられるので、「タクシー=強盗に遭いやすい=危険」というイメージがあるかもしれません。

しかし、このリスクは無視できるほど小さいです。根拠は以下。

 

平成29年の警視庁管轄タクシー強盗認知件数は46件。

その多くは酔っ払いによる料金の踏み倒しで、売上金等つまり現金強奪の被害はうち11件です。(被害平均額は18,645円)(by 東タク防犯会報 第265号

一方、東京のタクシー・ハイヤーの台数は47,477台(平成30年度 by 東京ハイヤー・タクシー協会)

 

かなりざっくりな計算ですが、

東京で5,000年タクシー運転手を続ければ、1回タクシー強盗に襲われ現金約2万円を奪われるかもしれない

くらいの確率です。

 

若者がやる仕事ではない

若者はタクシー運転手のような「年を取ってから誰でもできる仕事」ではなく、若い時にしかできない体力・集中力が必要な仕事、将来役に立つ経験やスキルを得られる仕事をすべき、という比較的昔からある意見です。

基本的には「若い時にしかできないことは若い時にやる、じじいになってからでもできることは後回し」は鉄則なので、おおむね賛成です。

ですが、「全ての若者に当てはまることではない」とも思います。

 

若者でもタクシードライバーをやってもいいと個人的に思う人は以下。(強く推奨するわけではないです)

①明確な目標があり短期的にまとまった資金が必要な人

タクシードライバーは若い人でも比較的稼ぎやすい職種といえます。

基本的にはタクシードライバーの平均収入は他の職種の平均と比べて低いですが、20代前半に限って言えばタクシードライバーの平均収入のほうが高いです。(25歳以降は他の職種の平均収入を超えることはない・・・)

 

【20~24歳の年間推計額(賞与込み)比較(令和元年)

  • タクシー運転者(男):3,547.9千円
  • 全産業男性労働者  :3,376.8千円

出典:全国ハイヤータクシー連合会

タクシー運転者の収入は完全歩合制、年功序列は一切関係ないため、若い人でも適性がある人がコツさえつかめば稼げてしまうのです。

 

よって、今後の明確な目標(起業や投資、世界一周など)があり、資金が必要な若者の選択肢の一つにはなると考えます。

 

②いわゆる社会不適合者(コミュ障、集団行動ができないなど)←著者

いわゆる社会不適合者(=著者)は組織の中で働くことが困難です。

そのような人はおそらく一般的なサラリーマンなど組織で働く適性がないので、個人事業主やドライバー職など極力チームプレーの不要な仕事を探したほうがいいです。「若い時にしかできない」からと言って、適性がないのに無理をしてチームプレーが必要な仕事にこだわり続ける必要はないです。

 

よって、タクシードライバーは社会不適合者の選択肢の一つにはなると思いますが、最低限の接客ができないレベルだと難しいと思います。(著者は幸いにも接客は苦にならなかった)

 

タクシー運転手になるのをやめたほうがいい人

以下、一つでもあてはまるならタクシー運転手の適性はないのでやめたほうがいいです。

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運転が嫌い・苦手な人

一番タクシー運転手になってはいけない人です。

運転が大好き、苦手ではない著者でもキツイと感じることがあるので、タクシー運転手、というかドライバー職を選ぶ要素がないです。

自分自身、乗客、タクシー会社共に「地獄」を見ることになります。

 

方向感覚がない人・地図が読めない人

こちらも厳しいと思います。

タクシーの目的地は基本的に乗客が乗るまでわからないので、毎回目的地に応じて臨機応変に対応する必要があります。

途中で目的地が変わることもあります。

 

道がわからなければナビを使ってもいいですが、方向感覚がない、地図が読めない人には使いこなすのが難しいと思います。

 

一方で、例えば地方出身で東京の地理が現状わからない、という人は道を覚えるまでは多少苦労すると思いますが、努力次第でなんとかなると思います。

 

接客が嫌い・苦手な人

接客が嫌い・苦手な人がタクシー運転手を続けるのは難しいと考えます。

 

タクシー運転手は1日に10~数十組の乗客の相手をしますので、上記の人にとっては苦痛でしかないと思います。

高度なコミュニケーションスキルは必須ではないですが、最低限の受け答えは必須と考えます。

筆者はコミュ障ですが、接客自体は嫌いではなかったのでなんとかなりました。(むしろ、新しい乗客との出会いを楽しんでいました)

 

接客が嫌い・苦手な人でドライバー職を希望するなら、「貨物ドライバー(特に長距離)」のほうがよいと思います。

 

明確なキャリアプランがない新卒者

新卒(現在大学生)で、

・将来のキャリアプランがない

・他にやりたいことがないからとりあえずタクシードライバーになろうと考えている

人にはタクシー運転手になることはおすすめできないです。

 

理由はありきたりですが「タクシー運転手にはいつでもなれる※」からです。

※少なくとも今後数年はいつでもなれると思います。長期的には自動運転により運転手需要が激減するので難しくなると思います。

 

一般的には、

・「一般企業サラリーマン⇒タクシー運転手」の転職は比較的容易(多くのタクシー運転手求人は学歴職歴不問)

・「タクシー運転手⇒一般企業サラリーマン」の転職は難易度が高い(多くの場合その業界での職歴が求められる)

なので、どうせやりたいことがないならとりあえず新卒で一般企業サラリーマンを経験し、合わなければタクシー運転手に転職のほうが後悔が小さいと考えます。

 

逆に、新卒でも

・個人タクシーを目指したい

・タクシー運転手で資金を稼ぎ起業したい

・タクシー会社で経営側になりたい

など、将来の明確なプランがある人は、遠回りをせず最短でタクシードライバーになったほうがいいと思います。

 

タクシー運転手のメリット

組織内の人間関係のストレスが少ない

タクシー運転手に限らず多くのドライバー職にいえることですが、個人的には最大のメリットと感じました。

タクシー運転手は、業務時間のほとんどをタクシーの車内で過ごすので、一般的なサラリーマンと比べると組織内での上司や同僚との業務上のコミュニケーションが圧倒的に少ないです。

 

ただし、乗客とのコミュニケーションは必須ですので、それが苦になるとキツイかもしれません。

 

仕事の自由度が高い

基本的に空車時は営業エリア内であれば、自由に営業場所を選べます。

上司への相談や許可は不要です。(タクシー会社によっては、特に新人運転手は営業場所の指示があるかもしれません)

 

若年層なら同年代のサラリーマンより稼げる可能性が高い

タクシー運転手の給料は年功序列無関係の歩合制なので、センスとやる気があれば若い人でもすぐにベテラン運転手と同等以上に稼げるようになります。よって、若い人は同年代の一般的なサラリーマンより稼げる可能性があります。

【参考データ】

20~24歳の年間推計額(賞与込み)比較(令和元年)

  • タクシー運転者(男):3,547.9千円
  • 全産業男性労働者  :3,376.8千円

出典:全国ハイヤータクシー連合会

 

まとまった休みがとりやすい

一般的な企業のサラリーマンと比べると、まとまった休みがとりやすいです。

理由は「自分でなければできない仕事がほぼない(変わりはいくらでもいる)ので人員の融通が利く」からです。

長期休暇前の業務引継ぎ等もないです。

 

なので、事前に申告しておけば、ある程度の連休は比較的とりやすいと思います。

 

タクシー運転手に向いてる人

基本的には上記の「なるのをやめたほうがいい人」の逆です。

車の運転が好き

必須条件と考えます。

 

ゲームが好き

ゲーム好きの人は、タクシー運転手の仕事を楽しめる可能性があります。

歩合制なので、タクシーの売上を上げれば上げるほど自分の給料もあがります。

「タクシーの売上=ゲームのポイント」

ポイントを最大化するためにはどうすればいいか考えながら仕事に取り組むと楽しいです。

 

方向感覚がいい

タクシー運転手は瞬時に進行方向の判断を求められることが多々あるので、方向感覚がいいに越したことはないです。

はじめての場所でも、おおよそ自分がどちらの方向へ向かっているかわかるくらいだといいです。

 

接客が好き

接客が好きなら乗客とのやり取りも楽しめる可能性が高いです。

事務的・機械的に対応してもよいですが、人間的に対応したほうがいいことがあります。

(チップをもらえる、短距離⇒長距離になる、プライベートな関係になれるなど)

 

アウトドア系

タクシードライバーは仕事の時間の9割を車で外を走り回っています。

よって、旅行や外出が好きな人は、この仕事を楽しめると思います。

 

逆に、外出が嫌い、出不精な人には地獄だと思います。

 

単独行動が好き

タクシーは雇われの仕事としては、自由度の高さは圧倒的です。

ほぼ個人プレーの仕事です。

 

なので、集団行動が嫌い、単独行動が好きな人には向いていると思います。

 

以前からタクシー運転手の仕事に興味があり経験してみたい

必要に迫られて、ではなく以前から純粋にタクシー運転手の仕事に興味があり経験してみたい、と考えている人には一度タクシードライバーをやってみることをおすすめします。

参考 おすすめタクシー転職サイト

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