大型2種免許所持、タクシードライバー経験者の筆者が、2種免許、大型免許に必要な深視力検査に受からないときの原因と対策を解説します。
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深視力検査に受からない原因
深視力検査に受からないときは、その原因を正しく理解する必要があります。
主な原因は以下のとおり。
疲労・体調不良
疲労や体調不良は、視力・深視力が一時的に落ち、深視力検査に受かりにくい原因になることがあります。
長時間運転をした場合や寝不足、夜間の運転の場合など、前方の車との距離感がつかみにくくなることがあると思います。
屈折矯正不足(近視・遠視・乱視)
深視力が正常でも近視・遠視・乱視など屈折矯正が不足により十分な視力が出ていない場合は不視力検査にも受かりにくいです。
深視力検査で用いる三本の棒自体がそもそも見えにくい状態だからです。
また、左右の視力に差がある状態も検査に受かりにくい原因です。
斜視・斜位
通常の視力が正常でも斜視・斜位があると深視力検査には受かりにくいです。
両眼の向きがズレているため、通常より距離感をつかみにくい状態だからです。
深視力検査に受からないときの対策
上記の原因に対する対策は以下のとおり。
体調を整える
検査前日は十分な睡眠をとる、飲酒は控えるなど体調を整えることで、自身の持った最大限の深視力を発揮することができると思います。
新しい眼鏡に変える(適切な屈折矯正をする)
屈折矯正不足や左右の視力に差がある場合は、適切な屈折矯正をすることで深視力検査をクリアできる可能性があります。
具体的には、深視力検査ができる眼科や眼鏡屋で新しい眼鏡を作ってもらうのが良いと思います。(筆者もそうしました)
コンタクトレンズでも屈折矯正はできますが、一般的には眼鏡のほうがより細かい矯正に対応しやすいので眼鏡をおすすめします。
斜視・斜位を矯正する
上記を実践しても深視力検査に受からない場合は、斜視・斜位の可能性があります。眼科で検査をしてもらうことをおすすめします。
斜位の場合は眼鏡で矯正が可能なようです。
斜視の場合は手術が必要になるかもしれません。
詳細は眼科医に相談してください。
裏技
本質的な対策ではないですが、以下で深視力検査に受かる可能性もあります。
タイミングを覚える
深視力検査の中央の棒が両脇の棒を通過するタイミングを覚えることで、検査に合格できる可能性があります。
中央の棒は同間隔で前後に往復しています。
棒が最前部・最後部で折り返すタイミングが分かれば、最前部から最後部まで移動する秒数の半分が両脇の棒を通過するタイミングです。
また、検査機械によっては最前部・最後部で折り返すタイミングで機械音がする(機械音が変わる)こともあるので、目視できない場合は音で判別できる可能性もあります。
中央の棒ではなく両脇の棒を見る
中央の棒ではなく両脇の棒に視線を向けていることで棒が重なる瞬間が分かるようになることがあるようです。
深視力検査に受からない人はどのくらいいるのか
不明ですが、一定数いると思います。
しかし、「深視力検査が原因で大型免許・2種免許取得を最終的に断念した」という話はあまり聞かないので、1度失敗した人でもしっかり対策して何度か挑戦すれば、1種免許を持っている人ならほとんどの場合は合格できる検査かと思います。