エニカでやばいことが起きる可能性はあります。
とはいえ、そのリスクは最小にできます。
以下、エニカがやばいと言われる理由、トラブル事例と対策(借りる人+貸す人)を紹介します。
エニカはやばいか?
やばいことが起きる可能性はあります。
とはいえ、そのリスクは対策次第で最小にできますし、サービスの補償内容や運営体制も改善されてきています。
借りる側はレアな車にお得に乗れる、貸す側は貸し手が簡単に見つかる日本ではNo.1の個人間カーシェアサービスだと思いますので、トラブルリスクを回避しつつ有効活用するのがよいと思います。
エニカがやばいと言われる理由
エニカがやばい、トラブルが多いと言われる主な理由は以下のとおり。
「個人間」のカーシェアサービスだから
エニカは基本的に「個人間」のカーシェアサービス※なので、法人から借りるレンタカー型カーシェアでは起こりにくいようなやばいトラブルが起きやすいです。
※一部法人から借りるサービスもある(Anyca Official シェアカー)
【個人間カーシェアの主なトラブル事例】
- 貸した車が借り手に盗まれる
- 借りた車が故障する・整備不良
- 時間通りに車を借りられない
- 車を借りるのに手間がかかる
詳細は本記事で後述します。
比較的新しいサービスだから
エニカは2015年に開始した比較的新しいサービスです。
よって、サービス内容も発展途上な部分が多く、特にサービス開始初期はやばいトラブルが頻発しました。
しかし、徐々にサービス内容は改善され、使いやすくなってきています。
補償が不十分だったから
エニカは2020年以前まで、補償内容が薄く、不十分と言わざるを得ない状況でした。例えば、貸した車が借り手(ドライバー)に盗まれたとき(詐欺・横領)オーナーへの補償は出ませんでした。
そこで、2021年に「カーシェアプロテクト」として補償内容が一新され、大幅に補償が手厚くなりました。
【補償新旧比較】
旧 | 新(カーシェアプロテクト) | |
車両保険 | 上限300万円 | 上限1000万円 |
運転中以外の事故 | × | ○ |
詐欺・横領 | × | ○ |
免責 | 10万円 | 0円(オプション) |
エニカのやばいトラブル事例と対策
エニカのヤバいトラブル事例と対策を「貸す人(オーナー)」と「借りる人(ドライバー)」に分けて紹介します。
貸す人(オーナー)のトラブルと対策
貸した車が事故られる
エニカに限りませんが、車を貸すことで一番ありがちなやばいトラブルです。
貸した車が事故られることで受ける主な影響は以下。
- 修理が終わるまで車が使えない
- 保険や修理の対応に手間、時間がかかる
- 精神的なダメージを受ける可能性がある
- (廃車の場合)車を買い替える手間、時間がかかる
車を貸す以上、事故発生リスクをゼロにすることはできません。しかし、以下の対策でリスクを減らすことはできると思います。
【事故を防ぐ対策】
①車の特徴や操作方法などを借り手に事前に説明する
自分の車の一般的ではない特徴や操作方法を借り手に事前に伝えておくことで、操作ミスなどによる事故はある程度防げると思います。
※例えば、大排気量FR車の場合は強くアクセルを踏むと後輪が滑るなど
②評価の低いドライバーには貸さない
評価の低いドライバー(車を大切に扱わない人)に車を貸さないことで、ある程度は事故のリスクを下げることができると思います。
【事故が起きてしまったときの対応】
エニカのサポートからオーナーに事故報告の第一報があります。
その後、オーナーは保険会社と連携して修理入庫先を確認していきます。希望の修理業者がある場合はその旨を伝えてください。
ドライブレコーダーのデータを消される
可能性は低いですが、車を借りた人が事故ったときなど、証拠隠滅のためにドライブレコーダーのデーターを勝手に消すやばい人がいます。
【対策】
①データをネット上に自動保存するドライブレコーダー を使う。
事故時のデータを残す確実な方法です。
このドライブレコーダーなら衝撃検知時にデータが自動的にクラウド上(ネット上)に保存されます。SDカードを抜かれてもデータが残るので安心です。
また、衝撃検知時にスマホにリアルタイムで通知が来ます。
②評価の低いドライバーには貸さない
エニカで評価の低いドライバーには車を貸さないことで、データを消すようなやばい人に当たるリスクを減らせると思います。
貸した車が借り手に盗まれる(詐欺・横領)
可能性は低いですが、エニカで貸した車が「借り手(ドライバー)」に盗まれることがあります。エニカで2021年に数件の詐欺横領事案が発生しました。
【主な手口】
車両情報の入手⇒オークションなどに出品⇒商談成立⇒ドライバー(闇バイトくん)がエニカで対象車両をオーナーから借りる⇒納車役に車両を渡す⇒納車+現金化
【対策】
①車検証を見つかりにくくする
上記手口の場合、オークション出品のための車両情報の入手があります。その中には車検証の情報も含まれます。
そのため、犯人は1回目のシェアで車検証情報を入手、オークションで売買契約成立後、2回目のシェアで車両を盗みます。
よって、車検証を犯人に見られないようにするのが上記手口を防ぐために有効と考えます。しかし、車検証は車内への備え付けが法律で義務付けられているので、以下の方法などが有効と考えます。
- 車検証を封筒などに入れて封をする
- 車検証を見つかりにくい場所に隠す
②評価の低いドライバーには貸さない
評価の低いドライバーには車を貸さないことで、車を盗むようなヤバい人に当たる可能性は低くなると思います。
③補償を充実させる
エニカの保険(カーシェアプロテクト)の車両補償額を車両本体価格以上に設定することをおすすめします。(上限1000万円)
※2021年以降、上記のような詐欺・横領も補償範囲になりました
貸した車が第三者に盗まれる
エニカで車を貸出中(駐車中など)に借り手(ドライバー)とは無関係の第三者に盗まれることもあります。
【対策】
一般的な車の盗難対策と同じです。
具体的には、
- 駐車監視機能付きドライブレコーダーの設置
- イモビライザーの設置
- 車両保険の充実
などです。
貸した車に傷・汚れを付けられる
借り手(ドライバー)に貸した車を傷つけられたり、汚されたりすることがあります。
【対策】
①傷情報を共有しておく
車の傷情報をドライバーと共有しておくことで、「この傷は最初からあった、なかった」のトラブルを防げます。
エニカのアプリには「キズ確認機能」があります。電子媒体上に傷の記録を残しておくことで、トラブルの可能性を減らせます。
②返却場所を明るい場所に設定する
返却場所を明るい場所に設定することで、返却時の傷の確認をしやすくなります。周囲が暗いときはスマホのライトなどでしっかり確認してください。
③評価の低いドライバーには貸さない
評価の低いドライバーには車を貸さないことで、車を傷つけたり汚したりしてそのままにするようなやばい人に当たる可能性は低くなると思います。
トラブル発生時のサポートの対応が悪い
徐々に改善はされているようですが、こちらについてはオーナー側では対策が難しいです。
anycaの修理サポートめんどくさいな。
全然スピード感がない。
なんか有った人は辞めて当然だろうな…#anyca— 虹@μ'sic Forever (@DK8SpyuEHRhXzJp) June 19, 2019
エニカのサポート終わってるな😅問い合わせにも返信ないし情報確認はほったらかしだし何ならやってくれるんだ?
— Kohki_papa (@yamahalo1) August 2, 2021
借りる人(ドライバー)のトラブルと対策
借りた車で事故る
エニカに限ったことではないですが、エニカで車を借りたときのトラブルとしては一番やばいのが事故です。
特に、エニカは普通のレンタカーやカーシェアでは借りられないような特殊な車も借りられます。
【対策】
①車の特徴や操作方法などをオーナーから事前に説明を受ける
一般的ではない特徴や操作方法をオーナーから事前に説明を受けることで、操作ミスなどによる事故はある程度防げると思います。
※例えば、大排気量FR車の場合は強くアクセルを踏むと後輪が滑るなど
借りた車が故障する・整備不良
エニカのオーナーは個人のため、レンタカーや法人カーシェアより車両が整備されていない可能性が高いと思います。
【対策】
①運転前に車両の整備状況を確認する
タイヤの空気圧、ライトの点灯状況など、日常の点検項目をより入念に行うとよいと思います。
時間通りに車を借りられない
エニカのオーナーは個人のため、いい加減なオーナーの場合、約束した時間に車の引き渡し場所に現れない可能性があります。
【対策】
①評価の低いオーナーを避ける
評価の低い、いい加減なオーナーを避けることで時間通りに車を借りられないリスクを減らせると思います。
車を借りるのに手間がかかる
エニカは「個人間」カーシェアなので、個人(オーナー)とのやり取りが発生します。法人カーシェアより手間がかかるといえます。
【対策】
「AnycaKEY」を使うことで、オーナーと非対面で車を借りられ、手間が一つ減ります。